すどうも、こんにちは。
羅刹女を演じる夜凪の勢いに負ける王賀美の孫悟空、という展開で幕を閉じた前回でした。
今回は、いよいよその変化の章に対する結果が現れます。
サイド甲、サイド乙共に王賀美への信頼が落ち始め、演出家の花子ですら悪態をつく現状を王賀美は打開することができるのでしょう?
というわけで今回はアクタージュ88話のネタバレを紹介していきます!
注)この記事は「アクタージュ88話」のネタバレを含みます。 ネタバレが苦手な方はここで記事を読むのをおやめください。
アクタージュ88話のネタバレ!!
孫悟空としての王賀美の存在は勢いを失い、完全に失速します。
しかもその尊大な態度は羅刹女に対しては完全に火に油でしかありません。
共演者、ライバルチームそして観客が見守る中、急展開が始まります。
【アクタージュ88話ネタバレ】王賀美の尊大さ
牛魔王と化した孫悟空を演じる王賀美は、縋る羅刹女をお姫様抱っこします。
これには共演者も観客も唖然としています。
しかしお姫様抱っこをされてなお、羅刹女の怒りによる存在感は圧倒的です。
チーム乙の孫悟空を演じる阿良也もこの状況を冷静に分析します。
このシーンにおいて牛魔王に求められる演技は、羅刹女の情に訴えることだといいます。
だからこそ演出家である花子は王賀美に弱さを求めました。
しかしそれを裏目に出すような演技を続ける王賀美に、会場全体が失敗を予感します。
そしてさらに、演技ではあるものの夜凪にキスをしようとしたのです。
あまりの怒りに手が出る夜凪、そしてその際に彼女の体を取り落としてしまう王賀美に何も知らない観客たちでさえ息を呑みます。
舞台はいよいよ崩壊の一途をたどろうとしています。
【アクタージュ88話ネタバレ】訪れる変化
こんなことがあってもセリフを続ける夜凪に観客も息を呑んで見守ります。
そしてキスという演技をして殴られても、尊大に演じる王賀美の姿に会場の気持ちが徐々に変化し始めます。
尊大に愛を騙りながら芭蕉扇を求める牛魔王に、芭蕉扇を渡す羅刹女に会場全体が憐憫の情を持ち始めます。
そこで人々は、それまで孫悟空側に立っていた自分たちの気持ちが、羅刹女側に立っているのだと気付きます。
これこそが王賀美の仕込んだ策でした。
強さを使ってあえて観客から嫌われていく、あえて視線を羅刹女に向けていくという、存在感の強い王賀美にしかできない策です。
【アクタージュ88話ネタバレ】主役交代
王賀美はもともと羅刹女に情を訴えることはしませんでした。
観客の情を羅刹女に移すこと、それこそが彼の目的でした。
つまりはその強すぎるスター性による尊大すぎる演技を貫き、自分が悪役へと変化したのです。
王賀美自身の悩みがここで解決します。
彼の強さの定義は、今回の夜凪によって改めて彼自身が認識できました。
王賀美陸という強さの定義は共演者にも観客にもなく、彼自身が扱えるものということです。
自分のイメージを壊し悪役(ヒール)になる、これこそが王賀美が考える助演の仕方でした。
強いヒーローを演じていましたが、それが一挙逆転することで羅刹女を主人公とした孫悟空という巨悪を叩く物語へと変化しました。
『アクタージュ88話のネタバレ!!』のまとめ
今週でようやくサイド甲の舞台上での解決がなされました。
まさにしばらくの間主役を奪っていた王賀美が、夜凪に返したという格好となります。
個人的には燃え上がるような展開に興奮しました。
次週以降、まだ何か舞台上でのアクシデントが予想されます。
夜凪はそれを超えることができるのか、今回の展開から見ても非常に期待が持てます。